この地球上には、毛を生やしている生き物が数多く存在しております。
我々人間にも身体のあちこちに毛が生えていますが、それ以外にも哺乳動物・鳥・あるいは虫などにも毛が生えています。

毛には、寒さや敵から身を守ったり、毒を帯びさせて敵を攻撃したりするなどさまざまな用途があります。
これに対して我々人間は、身体を被う毛がかなり薄く、また毒も帯びていないため、とても寒さや外敵などから身を守ることができません。
そのため、太古の昔からさまざまな動物の毛皮を身にまとったり、毛を刈り取って糸状にしたりして、衣服が作られてきました。
こうして作られる毛糸は、手芸やセーターなどで現在でもよく使われています。

我々人間が衣料として毛を使う場合は、基本的に哺乳動物の毛を用います。鳥の毛(特に鴨などの水鳥)を用いることもありますが、こちらは布団やダウンジャケットの中綿など、保温性が要求される用途に限られます。

哺乳動物の毛は一般的に長く密生していて、そこに空気の層が作られるため断熱性に富んでいます。
さらに皮脂によって、水から身体を守る働きがあります。
つまりこれらによって、寒さから身体を守ることができるのです。

毛糸として使用される哺乳動物の毛は、羊の毛である「ウール」が最も多く使われています。またこれ以外に、ヤギ・ウサギ・ラクダなどの毛も用いられます。代表的なものには、「モヘヤ」(アンゴラヤギ・チベットヤギなど)、「アルパカ」(南米ペルーの山地に生息するヤギの毛)、「アンゴラ」(ウサギの毛)、そしてカシミール地方に生息するヤギから採れ、繊維の宝石とも呼ばれる「カシミヤ」などがあります。

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