前立てのお話し

切り前立てと上乗せ前立て

3Dシミュレーションオーダーで前立ての項目を選択すると、釦の数の差とは別に「切り前立て」「上乗せ前立て」が選択できます。

この「切り前立て」と「上乗せ前立て」の違い、なんだかお分かりですか。

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切り前立て

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上乗せ前立て

こちらの二つを正面から見ると、上乗せの方が若干盛り上がって見えるかなといった程度で、違いはあまりないように思われます。

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切り前立て

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上乗せ前立て

釦を開けたときの状態も、あまり差は感じられません。

ただ、シャツを裏返してみると明らかに違う点があります。前立ての下端にご注目ください。

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切り前立て

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上乗せ前立て

切り前立ての方は四角い布端がステッチできれいに止められています。

一方で上乗せの方は下端がロックミシンというほつれ止めミシンがかけられた状態で、ペロペロと外に出ています。

この違いは型紙と縫い方の違いによって出ています。

前立て

シミュレーションの切り前立ての型紙は「釦穴側」の前立てと「釦側」の前立てを一枚で折り返しているのに対し、上乗せ前立ての型紙は「釦穴側」の前立てと「釦側」の前立ての二枚を合わせて仕上げます。

ここまで見ると、どうも切り前立ての方がきれいに仕上がるようだし、全て切り前立てでいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思います。

無地やボーダー生地の場合、その見解は間違いではありません。

しかし、これが柄物生地であったり前立ての生地を変えるときには一概に切り前立ての方が良いとは言い切れないのです。

色違いの前立ての場合

今回はKG柄とアーガイル柄のサンプルを使って説明します。この商品につきましては「デザインポロ」のページからご注文いただけます。

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切り前立て

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上乗せ前立て

まず、切り前立ての方はアーガイルの柄が途切れているのがお分かりでしょうか。

ボーダーではあまり目立たないのですが、前立て裏を縫い合わせる際、身頃の生地を数ミリ重ねるため横方向に柄のズレが生じます。

写真では別生地を使っているので分かりにくいのですが、上乗せでは「柄合わせ」調整によって柄が途切れなく続いているように仕上げることができます。

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切り前立て

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上乗せ前立て

また、切り前立ては前立ての表側が身生地を続きで使用しているため、別生地が選択できるのは前立て裏のみとなります。

一方で、上乗せでは前立て部分の型紙が独立しているため、「前立ての表」と「前立て裏」がどちらも別生地に変えられます

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切り前立て

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上乗せ前立て

裏側は、やはり切り前立ての方がきれいに感じますね。こちらは別生地を選択すると、どの前立てでも別生地が現れます。

まとめてみると、

無地生地や前立て裏のみ別生地を選択する場合は「切り前立て」の方がきれいに仕上がる。

柄物や前立ての表にも別生地を選択する場合は「上乗せ前立て」にすると良い。

といった感じです。

作りたいデザインや柄によって、「切り前立て」と「上乗せ前立て」を柔軟にお選びいただければと思います。


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