台衿の話し

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台衿のお話し

先日、とある方から「台衿(だいえり)って何ですか?」とご質問をいただきました。

台衿、確かに分かりにくいパーツです。ピンと来る人って案外少ないのかも……。

 

そこで今回は台衿の有る無しについて、少しお話ししたいと思います。

台衿あり

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こちら、ニットガーデンのボタンダウン衿をお借りしました。

衿が立って見えるかと思います。シャツなどで一般的に見られる衿です。

 

台衿なし

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こちら、ニットガーデンのポロ衿をお借りしました。

先ほどのものと比べ、衿が寝ているのがお分かりでしょうか。ポロシャツなどに見られる衿です。

 

各パーツをもっと詳しく見てみましょう。

 

台衿あり

台衿のある衿は首まわりを覆う「台衿」と表に返った「羽根衿(はねえり)」というパーツが合わさってできています。

台衿も羽根衿も大抵は表と裏/内と外で二枚の生地を使用しており、生地の間にはきれいな形になるよう芯地が挟み込まれています。

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羽根衿を裏返すとこのようになります。赤い部分が羽根衿の裏側「裏羽根衿(うらはねえり)・羽根衿衿裏(えりうら)」、濃いグレーの部分が台衿の外側「外台衿(そとだいえり)」です。

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今度は前立ての釦を外して、内側から見てみます。一番上の釦穴の開いたパーツが羽根衿の表側「表羽根衿(おもてはねえり)」、そのすぐ下の細長いパーツが台衿の内側「内台衿(うちだいえり)」です。

 

台衿なし

対して、台衿のない衿は「台衿」と「羽根衿」の区別がありません。首回りを覆う生地と表に返る生地がそのまま地続きで作られているのです。

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台衿なしのゴム衿をめくってみると、縫い目がなく一枚の生地で折られているのがお分かりかと思います。

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台衿なしのゴム衿を内側から見ると、このようになっています。

縫い代処理のため、ニット工房では「天テープ始末」という細長いテープで身頃と衿ゴムの繋ぎ部分を処理しています。

 

余談ですが、ゴム衿は表と裏、そして芯地と複数の生地を重ねるところをゴム素材一枚で仕立てます。

ゴムと生地

今回の台衿なしで説明しているものは全くの一枚衿です。

これが普通の生地の場合は表衿と裏衿、そして間に芯地の三パーツが合わさった衿となります。

 

また、「台衿付きゴム衿」は台衿ありの画像で示しました「羽根衿」の部分がゴム素材の一枚仕立てになっています。

 

ニット工房では生地で作られるパーツは別生地(布帛や色違い生地など)が選択できるようになっていますが、ゴム素材では別生地選択ができません。その理由もこの枚数の違いが原因だったりします。

 

台衿の印象

さて、ここまでお話ししましたが、「衿のパーツ説明なんて、そんな複雑なことはどうだっていいんだ」と思われる方も多いかと思います。

それならば、一つだけ覚えておいてください。

台衿のあるなしで大きく変わるところ、それは印象です。

台衿のあるものはしっかりした印象に、ないものなラフな印象になります。

フォーマルなシーンでは息苦しいですが台衿ありを、カジュアルなシーンでは台衿なしをお選びいただければ間違いありません。

 

 

衿選びの際に、今回の話しを少しでも思い出してもらえたら嬉しく思います。


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