コットンの観察④

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秋と夏を行き来するような気候で、ほっと息をつく間もないこの頃ですが、皆さま体調にお変わりございませんでしょうか。

 

さて、夏前に種をまいていた綿花ですが、すみません。前回の摘芯から随分と投稿の間が開いてしまいましたね。

先日久しぶりに観察すると、「わた」が二つほどできていました。

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「わた」ができているすぐ隣には花が咲いている枝や、実を付けている枝も。

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私はてっきりほぼ同時期に花が咲いて実ができ、綿になるのだろうと思っていたのですが、日当たりの関係か発育がバラバラで少し驚いております。

 

今回「わた」になった二つは二か月ほど前に花を咲かせていたと記憶しているので、今咲いている全ての花が「わた」になるまではまだ時間がかかりそうです。


 

ざっくりとした綿素材の豆知識コーナ、今回は綿で作られる代表的な織物生地をご紹介します。

綿の代表的な織物

【帆布(はんぷ)】

船の帆に使われたことからこの名が付いた、丈夫な平織の厚手生地。別名キャンバス生地。

最近はバッグや筆箱などでよく見かけます。

【葛城(かつらぎ)】

綾織(斜文織)の丈夫な厚手生地。風合いを活かした単色染めが多く見られます。

エプロンなどによく用いられるのだとか。

【デニム】

経(たて)糸と緯(よこ)糸に別色の糸を使用生地にはデニムとシャンブレーとダンガリーがあるのですが、それぞれ織り方と色糸の使い方が少しづつ異なります。

ここでは詳細は省きますが、その内のデニムは縦糸にインディゴで染色した色糸を、緯糸に白糸を使用した綾織の厚手素材です。

【ダンガリー】

デニムとは反対に、縦糸に白糸、緯糸に色糸を用いて彩織(斜文織)にした生地です。

【シーチング】

綿の単糸を最低限の加工で仕上げた荒めの平織生地。

服飾業界には馴染み深い、試し用の生地といったところでしょうか。

製品安定性にはやや欠ける部分があるので、本番の製品にはあまり使用しない生地です。

【ガーゼ】

医療用のガーゼ・脱脂綿も、綿を使用した代表的な生地の一つです。

細い糸を荒く編んだ、平織の極薄生地です。

【金巾(かなきん)】

薄地の平織綿布。シャツやブラウス、エプロンやテーブルクロス、椅子カバーなどに用いられます。

【ポプリン】

横方向に細い畝が見られる、手触りのよい柔らかい生地。

シャツやブラウス、スポーツウェア、ユニフォームなどに用いられます。

【ブロードクロス】

横方向に畝を表現した平織生地。ポプリンよりも手触りが柔らかく、高級感があります。

ポプリンと並んでワイシャツの大半を占める素材。

【ボイル】

薄地で軽い平織生地。透けて見え、やや硬い触感があります。

最近は化合繊のものも。

【コードレーン】

ストライプ柄に織られた、やや厚手の生地。しゃっきりとした手触りとややかための風合いが特徴です。

【コーデュロイ】

毛足の短いパイルが縦方向の畝のように続く平織もしくは斜文織の生地。

秋冬向けの素材です。

【オックスフォード】

ななこ織りという方法で織られた、通気性・防しわ性に優れた生地。

ワイシャツやスポーツシャツに多く用いられます。

【チノクロス】

イギリスの軍服に使われていた、丈夫な斜文織生地。カーキ色のものが代表的。

スポーツ、カジュアルウェア、ユニフォームなどに用いられます。

【ピケ】

縦横を二重織りし盛り上がった畝が特徴的な生地。

独特な立体感とコシの強さがある。

カジュアルドレスやスーツ、スカートやパンツなど幅広く用いられている素材です。

 

この他にも綿はギンガムチェックやドビークロス、シャーサッカーやリップルなど、織りによるストライプ・チェック柄に多く使用されています。

 


次回は「わた」の収穫を行い、このコットンの観察シリーズ最終回としたいと思います。

よければどうぞ、最後までどうぞお付き合いくださいませ。

 

前回の投稿

>コットンの観察①

>コットンの観察②

>コットンの観察③

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