コットンの観察②

posted in: Uncategorized | 0

コットンの観察2

先週、近畿地方の梅雨明けが発表されました。

また梅雨入りのころのような真夏日が続くのかと恐々としておりましたが、ここ数日の気温の上りは穏やかで、まだ一週間は過ごしやすい日が続きそうです。

皆さまも夏風邪などひかれませぬよう、気温の変化には十分お気を付けください。(私は既にひいてしまいました)

IMG_5830

さて、6月の初めごろに植えた綿花ですが、本葉が出てからは大分安定した成長が見られるようです。

本葉の出た芽のほぼ全てが、次々と葉を付けて背丈を伸ばしていっております。

IMG_5829

所々虫に食われている部分もありますが、特に問題なく育っています。

IMG_5828

葉の色も青々として健康的です。

 

私はコットンというと白をイメージしていたのですが、綿花の中には「カラードコットン」と呼ばれる茶や緑のコットンボールを付ける種類も存在するのだそう。

この綿花は何色のコットンボールを咲かせるのか、今から楽しみです。


さて、観察だけでは終わらないのがこの企画。

今回は綿の特性について、少し触れておきましょう。

綿の特性

綿は中空繊維と呼ばれる中が空洞になった種類の繊維で、断面がリボン状の扁平になっています。

水を抜いた主成分はセルロース

繊維自体に天然の撚りがあるため紡績しやすく、染色の面でも吸湿性・吸水性に優れている点などから様々な色に容易に染められるほか、薬品(特にアルカリ)に強い点から様々な加工にも適しています

 

また、素材としての長所

 

・肌触りが柔らかく光沢が優雅

・耐久性があり、洗ったときの強度低下がない(保水時には引っ張り強度が10~20%上がる)
・熱に強い
・保温性がある
・吸湿性、吸水性がある

 

など、様々な点が挙げられる一方で

 

・乾きが遅い
・しわになりやすい
・縮む

 

など、同時に短所となりえる点も備わっています。

 

これらの対策として、綿は加工が容易であるという特性を利用した様々な試みがなされています。

 

・防縮に特化したサンフォライズ加工
・縮みを防止し、光沢感や白度を上げるシルケット加工液体アンモニア加工
・しわを防止する樹脂加工
・洗濯を容易にするW&W加工
・縮みを防止し、型崩れを防ぐ形態安定加工

 

など、綿の加工方法は多岐に渡ります。

 

また、しわになりにくい繊維(ポリエステルなど)と混紡するといった方法もよくとられています。
私たちにとって、綿は最も身近な繊維の一つです。
長所や適した加工方法を見極めて、うまく活用していきたいものですね。

 

前回の投稿>コットンの観察①

 

Leave a Reply