コットンの観察①

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コットン

雨続きで傘が重く感じる今日この頃ですが、植物にとっては有り難い恵みのようです。

ところで皆様は「コットンの原産地」と聞くと、どのような風景を想い起こされるでしょう。

 

 

上の写真のような強い日差しにカラリとした気候の、海外の広大な綿花畑をイメージされる方が多いかと思います。

 

実際、綿花の栽培条件は「気温が高く栽培時に一定以上の降水量があり、収穫時には乾燥していること」なのだそうです。

主な原産国は中国・インド・アメリカ、次いでパキスタンやブラジルなど。栽培方法としては大規模なプランテーションが主流のようです。

 

また、綿は繊維一本の長さによって品質ランクが変わっています。

上から、

・高級衣料品に用いられる長繊維綿

・多くの衣料品やタオルに用いられる中繊維綿

・布団や脱脂綿などに用いられる短繊維綿

と大きく三種類に分けられ、特に高品質とされる長繊維綿には栽培された国によってそれぞれの名称が付けられています。

 

その中でも最高級とされているのが海島綿(シーアイランドコットン)と呼ばれる、カリブ海のバルバドスなどで採れる綿。

これは業界人でも滅多にお目にかかれない代物です。

 

次いで、世界三大高級綿と呼ばれているのがスーピマ綿(アメリカのアリゾナ州など)、ギザ綿(エジプトのギザ地方)、新疆綿(中国の新疆ウイグル自治区)です。

 


さて、この綿花ですが日本で栽培することは可能なのでしょうか。

答えは「可能」です。過去に、日本は国外へ綿を輸出していたこともあります。

しかし中々難しいのも事実なようで、最近では殆ど栽培されていません。

 

そこでニット工房はこの夏、綿花栽培に挑戦してみることにしました。

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二週間ほど前、若手社員一人は三粒づつ綿の種を与えられ、会社の庭に埋めていました。

 

それが先ほど見てみるとすくすくと育ち、早いものは本葉が広がっています。

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一方、中には虫に食われて双葉が一枚だけになっているものも……。

こうなってしまうと、もう育つのは難しいのだとか。

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出た芽の半分以上が虫に食われてしまっているところを見ると、オーガニック(無農薬)コットンの栽培の苦労が分かるような気がします。

 

とは言え、この栽培の最終目的は綿花から綿を収穫すること。まだまだ道は始まったばかりです。

果たして日本で綿花は育つのか!? これからも観察を続けたいと思います。

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